一般的に誕生色といえば、グリーンやオレンジなどの色が一般的ですが、染めと織りの街・新潟十日町の繊維工業組合が美しい名をつけて十二ヶ月の色（和名）を選んだものがあります。

　長年、継承されて来た日本の色には、四季折々の風物に培われた日本特有の情感があります。

　あなたの誕生色を調べてはいかがでしょうか？

365日・誕生色(和名)の意味

誕生色	想紅（おもいくれない）
色言葉	雪の中で凛として咲く寒椿の深い紅。

誕生色	恋待蕾（こいまちつぼみ）
色言葉	春浅い土を割って顔を出すフキノトウの萌える黄緑。

誕生色	夢宵桜（ゆめよいざくら）
色言葉	春のおぼろにうかぶ楚々とした山桜の薄桃色。

誕生色	花舞小枝（はなまいこえだ）
色言葉	春風に揺れる花を支える小枝のしなやかな色。

誕生色	初恋薊（はつこいあざみ）
色言葉	薫風風吹く五月に目を引く薊の深い紫。

誕生色	憧葛（あこがれかずら）
色言葉	五月雨が葛の葉をぬらした緑。

誕生色	咲初小藤（さきそめこふじ）
色言葉	梅雨もあけ夏の光に輝いた紫露草の淡い紫。

誕生色	夢見昼顔（ゆめみるひるがお）
色言葉	真夏の野にまどろむはかなげな昼顔の色。

誕生色	恋路十六夜（こいじいざよい）
色言葉	天に月冴えるころの夜空がたたえる深い紺。

誕生色	想紫苑（おもわれしおん）
色言葉	風立つ秋の野に咲き乱れる桔梗と紫苑の紫。

誕生色	恋染紅葉（こいそめもみじ）
色言葉	秋の残照に映える紅葉の燃える赤。

誕生色	勿忘菫（わすれなすみれ）
色言葉	菫が咲き淡雪の舞う季節の色。